VINCE NEIL/EXPOSED エクスポーズド(1993)

アルバムレビュー

点数 88点

ハードロック ヘヴィメタル
アメリカ

Exposed
CD reissue. Exposed is the 1993 debut solo album from Mötley Crüe front man Vince Neil. Many great singers in the past, ...

『モトリークルーのヴォーカルで知られるヴィンス・ニールの傑作ソロアルバム』

アメリカ出身のヴィンス・ニールによる1stアルバム

モトリークルーを解雇された(当時)ヴォーカルのヴィンス・ニールが相棒にギターのスティーヴ・スティーヴンスを迎えて作った快作。

弾きまくりのスティーブとヴィンスのガッツがぶつかり合って最高の化学反応を起こした感じだ。

本家のモトリーに引けを取らない出来で素晴らしい。モトリー好きな人は持っておくべきだろう。

アメリカンハードロックの好盤と言ってもいいだろう。ドライブにもよく合うアルバム。

『曲レビュー』

1「LOOK IN HER EYES」こういう曲が聴きたかったんだよ!という思いを実現してくれた名曲。アルバムの一曲目として最高の出来だと思う。疾走感がありながらもキャッチー。リフからカッコいい。そしてギターソロは弾きまくり。ここはモトリーになかった点だろう。光線銃?を使った音などが耳を引く。ヴィンスのヴォーカルも全開だ。

2「SISTER OF PAIN」キャッチーでノリの良いまさにアメリカンハードロック。サビは大合唱してしまうだろう。ここでもヴィンスの良さをスティーブが引き出しているように思う。

3「CAN’T HAVE YOUR CAKE」これまたキャッチーで疾走するロックンロールナンバー。ギターリフと歌メロのバッキングがカッコいい。ベースとドラムもドライビングしてて良い感じ。

4「FINE, FINE WINE」ベースとドラムのリードから始まるややミドルテンポのナンバー。サビの曲名部分はノリが良くて一緒に叫んでしまう。ギターソロは弾きまくり。

5「THE EDGE」ギタープレイがスパニッシュとでも言うべきイントロと中間部を持つ曲。カッティングもカッコいい。全体的に独特な世界観を感じる。

6「CAN’T CHANGE ME」DAMN YANKEESのジャック・ブレイズとトミー・ショウの提供による美しいバラード。とてもメロディアス。ヴィンスが歌うとヴィンス風になるのが個性の強さだと思う。

7「SET ME FREE」SWEETのカバー。スピード感があって良き。

8「LIVING IS A LUXURY」印象的なギターリフから始まりベースのリフがリードしていく。歌ものというよりは楽器陣に歌を乗せている感じがする。

9「YOU’RE INVITED」スピード感のあるハードロックナンバー。ドライブに合う。DAMN YANKEES組との共作だけあってそちらのらしさも出てる。映画の主題歌にもなったとか。

11「FOREVER」優しさに包まれた感じのパワーバラード。力を抜いて歌うヴィンスも良いものですね。アコースティックのギターソロもGOOD。

【収録曲】

1.LOOK IN HER EYES
2.SISTER OF PAIN
3.CAN’T HAVE YOUR CAKE
4.FINE, FINE WINE
5.THE EDGE
6.CAN’T CHANGE ME
7.SET ME FREE
8.LIVING IS A LUXURY
9.YOU’RE INVITED (BUT YOUR FRIEND CAN’T COME)
10.GETTIN’ HARD
11.FOREVER

感想など

2nd以降のヴィンスのソロはあまりおススメ出来ないのでこの作品だけ持っていれば良いのかなって個人的に思う。出来ればスティーヴとの続作も聴いてみたかったものだ。

ヴィンスはモトリーの時もそうだが、正直歌が上手いとは思わない。でも彼にしか出せない声、味を持っている。これはヴォーカリストとしての強みだろう。

今はモトリークルーで活躍しているのでファンとして応援している。とにかく健康的でいてほしい。

モトリー・クルー大全〜背徳のロックンロール烈伝〜 (YOUNG GUITAR presents)
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