点数 95点
ハードロック ヘアメタル
アメリカ
『80年代アメリカンロックの最後を締めた神盤！ロックアイコンにもなったヴォーカルのセバスチャンバックの鬼気迫るヴォーカルにも注目』
アメリカ出身のスキッド・ロウによる1stアルバム
このアルバムはアメリカで5Ｘプラチナムを獲得し6位にまで上る。
日本でも人気を博したバンド。中でもヴォーカルのセバスチャン・バックの圧倒的な存在感が目に耳につく。中性的な顔立ちで高身長とイケメン度が目立つ。尚且つディストーションがちょうどよくかかったハイトーンメタルヴォーカル。素直にカッコいい。
デイヴ・スネイクス・セイボと、スコッティ・ヒルのギターのバランスも良く、レイチェル・ボランのベースもロブ・アフューソのドラムも良い。全体的にイケメンが揃っている感じがする。
全米ナンバー1を取った2ndアルバムと悩んだが今回はこちらを紹介。1stはややパンキッシュ、2ndはヘヴィメタルといった感じだ。
ゲイリー・ムーアが1970年代に率いた同名のバンドとは無関係。
『曲レビュー』
1「BIG GUNS」オープニングにピッタリなナンバー。ライブで聴くとかなり映える曲。ややミドルテンポといったところか。
2「SWEET LITTLE SISTER」元気で印象的なギターリフから始まる佳曲。スピード感の気持ちいいロックンロールナンバー。叩きまくるドラム、ギターソロも最高だ。
アメリカンなロックといった感じの3「CAN’T STAND THE HEARTACHE」キャッチーで聴きやすい。
ドラムとベースが印象的な4「PIECE OF ME」どこかパンキッシュなものを感じさせる。ギターソロもカッコいい。
5「18 AND LIFE」は名曲なパワーバラード。曲の切なさも歌詞も泣ける。バズ(セバスチャン・バック)の感情のこもったヴォーカルが凄い。最後の叫びまで味わい深い。
6の「RATTLESNAKE SHAKE」はサビで一緒に歌ってしまう曲。ギターリフも良い。
SKID ROWの代表曲でアンセムソングとも言える7「YOUTH GONE WILD」若さ溢れるこの曲は勢いにメロディが乗っていてとてもカッコいい。神曲とも言える。「ウィアザユースゴーンワーイルド!」と叫ぶ事間違いなしだ。
アメリカンロックを聴かせる8「HERE I AM」印象的なギターリフ、一緒に歌えるサビと美味しいとこ取りだ。スネイクとスコッティのギターバトルもカッコいい。
9の「MAKIN’ A MESS」は激走ロックンロールナンバー。
10「I REMEMBER YOU」は超神曲バラード。これもバンドの代表曲。どこか胸が締め付けられるような曲だ。AメロとBメロの対比も素晴らしく、サビでは一緒に歌ってしまう。Cメロも切なくてとても良い。ヴォーカルの感情が後半に向けて上がっていくところが最高である。スコッティの泣きのギターも最高。後半に進むにつれ涙が出てしまう。史上最強の「I LOVE YOU」が聴ける曲。
【収録曲】
1.BIG GUNS
2.SWEET LITTLE SISTER
3.CAN’T STAND THE HEARTACHE
4.PIECE OF ME
5.18 AND LIFE
6.RATTLESNAKE SHAKE
7.YOUTH GONE WILD
8.HERE I AM
9.MAKIN’ A MESS
10.I REMEMBER YOU
11.MIDNIGHT / TORNADO
感想など
SKID ROWの顔というべきヴォーカルのセバスチャン・バックは既にバンドにはおらず、バンドは色んなヴォーカルを迎え入れるもバズの存在感を超える者は未だにいない。
今もバンドは活動しているがやはり印象は弱いだろう。バズ在籍時の3rdまでが黄金期と言える。
メインソングライターであるベースのレイチェルとギターのスネイクは非常に優れた才能を持っている。その楽曲にセバスチャンのボーカルが乗るとどの曲もカッコよくなる。
バズはステージングもカッコいいのでロックアイコンの一人と言っても過言ではないだろう。
ヘヴィメタル然とした曲が聞きたい場合は2ndの「SLAVE TO THE GRIND」をおススメする。
ちなみにスキッド・ロウはLAメタルのように感じる人もいると思うがLAメタルではない。
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