HAMMERFALL/LEGACY OF KINGS レガシー・オブ・キングス(1998)

アルバムレビュー

点数 88点

ヘヴィメタル メロディックパワーメタル
スウェーデン

Legacy Of Kings
Legacy Of Kings

『ヨーロッパで人気!伝統派メタルの復権を成したバンドの2nd作品』

スウェーデン出身のハンマーフォールによる2ndアルバム

ヘヴィメタル、ハードロック氷河期と言われた1990年代後半に颯爽と現れたヘヴィメタルの新たな旗手とも言えるバンド。1stアルバムと共にメタル史に輝く作品。

本国スウェーデンでは国民的支持を得ており、今作ではHELLOWEENのようなメロディックパワーメタルと正統派ヘヴィメタルの間のような曲が聴ける。

IN FLAMESのイェスパー・ストロムブラードが作曲で参加。

『曲レビュー』

テンポの良いドラムから幕を開ける1「Heeding The Call」のカッコよさに思わずヘッドバンキング。ヴォーカルのヨアキム・カンスは線が細く、初めは物足りなさも感じたものだが間違いなくHAMMERFALの顔はこの人とギターのオスカー様(あえて呼ぶ)である。リフも素晴らしく勇壮な曲。サビも一緒に歌いやすいしギターソロも分かりやすくて好感が持てる。ライブでとても映える曲。

続く2の表題曲「Legacy Of Kings」でも良質なヘヴィメタルが聴ける。スピード感もあり、こういった古風とも言える正統派なメタルをこの時代に書いているのは男らしさを感じる。

3「Let The Hammer Fall」は印象的なリフを持ったミドルテンポのヘヴィな曲。これも80年代を思わせる良質なメタルだ。最後の「Let The Hammer!」には思わず一緒に「Fall!」と叫んでしまうのであった。

4「Dream land」はまたスピードメタルに戻りここでも印象的なギターリフが聴ける。これもサビが歌いやすい。

7の「Back To Back」はPRETTY MAIDSのカヴァー。可もなく不可もなくといったところか。本家の方が熱くて良いと思うので気になった人はチェックしてほしい。

8の「Stronger Than All」でまた中々良い疾走曲が聴ける。リフ、歌共に聴きやすい。

続く9も印象的なギターリフから始まる「Warriors Of Faith」こちらも疾走曲だ。曲名通りウォリアーな感じが伝わってくる。

10の「The Fallen One」バラードで幕を閉じるのは前作と同じ流れ。1stの最後の曲がかなり良曲の為、比べると普通のバラードに聞こえてしまう。

【収録曲】

1.Heeding The Call
2.Legacy Of Kings
3.Let The Hammer Fall
4.Dream land
5.Remember Yesterday
6.At The End Of the Rainbow
7.Back To Back
8.Stronger Than All
9.Warriors Of Faith
10.The Fallen One

感想など

HAMMERFALLはヴォーカルの線が細く、ギターも別段難しい事はやっていないのだが曲がキラリと光るものがある。
ヨアキムとオスカー様は佇まいだけでもメタルを愛しているんだなと感じさせるものを持っており、そこがバンドの強みなんじゃないのかなと思っている。

日本では過小評価されているように感じるが、そこはギターヒーローであったり突き抜けた存在がいないところににも原因がある気がする。

ライブはとても楽しく、一緒に歌える曲が多いのは強みと言えよう。

3rd以降段々ミドルテンポの曲が多くなってしまったので、速い曲を好む人にはこの2ndと1stをおススメする。この作品は特に前半部に良い曲がかたまっていると思う。

オムロン 体重・体組成計 カラダスキャン ホワイト HBF-214-W
●狭いすきまにも収納できる、厚さ28mmの薄型設計 ●4隅には滑り止めゴムがついているので、床を傷つけることなく、安全に収納することができます ●裏面はくぼみのある持ちやすい形状なので、楽に取り出しや片づけができます ●お手入れ簡単なガラス...

コメント

タイトルとURLをコピーしました