FIREHOUSE/FIREHOUSE ファイアーハウス(1990)

アルバムレビュー

点数 90点

ハードロック ヘアメタル
アメリカ

Firehouse
Firehouse

『アメリカでダブルプラチナ、日本でもゴールドに認定された名盤!ストレートで良質なアメリカンハードロック』

アメリカ出身のファイアーハウスによる1stアルバム

これぞアメリカンハードロックという感じのアルバムであり、BON JOVI等が好きな人はハマるであろう作品群。このバンドはBON JOVIのバックアップを受けてデビューしている。

C・J・スネアの甘いヴォーカルに歌メロ、かつハードな楽曲。エッジの効いたビル・レバティーのギターも聴きどころ。聴きやすく耳に残りやすい楽曲が多い為、万人におススメしたい。

プロデューサーのデヴィッド・プラターは後にDREAM THEATERの名盤2nd「IMAGES AND WORDS」も手がけている。

『曲レビュー』

1「ROCK ON THE RADIO」ドラムと掛け声でこれから何かが始まるぞと思わせる曲。ヘヴィなギターリフとどこか甘いヴォーカルのコントラストがGOOD。

2の「ALL SHE WROTE」は私的神曲の一つだ。一回聴いただけで覚えられるサビとコーラスが本当に良い。「Bye-bye-baby-bye-bye」と思わず口ずさんでしまう。曲はハードだが失恋の歌だ。ツインリードのギターソロも聴きどころ。

打って変わって3「SHAKE & TUMBLE」ヘヴィかつノリの良い曲。カウベルが良い感じのテイストを醸し出している。サビも一緒に歌いやすい。

爽やかなアコースティックギターから始まる4「DON’T TREAT ME BAD」これはFIREHOUSEの代表曲の一つ。ポップでとても聴きやすい。コーラスワークも見事。

6の「LOVER’S LANE」はノリの良いロックンロールナンバー。聴いている方もリズミカルに動いてしまう。

7「HOME IS WHERE THE HEART IS」はギタープレイがかなり映える曲。ソロが特に良い。

10「OVERNIGHT SENSATION」ライブの1曲目に映えるスピード感溢れる名曲。イントロのギターリフからのヴォーカルの高音シャウトでガッツポーズ。サビも好きだが私はBメロが特に好きである。

11の「LOVE OF A LIFETIME」は全米5位にまで上り詰めた名バラード。キャッチーでメロディアス。如何にもアメリカンなバラードでもある。

ギターリフの光る12「HELPLESS」でアルバムは幕を閉じる。躍動感溢れるナンバー。後半になるに連れて熱く激しくなっていくヴォーカルが良い。

【収録曲】

1.ROCK ON THE RADIO
2.ALL SHE WROTE
3.SHAKE & TUMBLE
4.DON’T TREAT ME BAD
5.OUGHTA BE A LAW
6.LOVER’S LANE
7.HOME IS WHERE THE HEART IS
8.DON’T WALK AWAY
9.SEASONS OF CHANGE
10.OVERNIGHT SENSATION
11.LOVE OF A LIFETIME
12.HELPLESS

感想など

このアルバムはアメリカでダブルプラチナ、カナダ、日本、シンガポールではゴールドに認定されており、当時の人気ぶりが伺える。

甘い感じのヴォーカルに対して意外にヘヴィなギターリフが多いと思う。

馴染みやすいメロディが多いのでBON JOVI等が好きな人にはぜひ聴いてほしいバンド。本作後も良質なアメリカンロックを作り続けている。

普通に良いバンドと言われがちだが、その「普通」を持ち合わせハードなサウンドで昇華させているのは凄い事だと思う。

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※追記
ヴォーカルのCJスネアさんが2024年4月5日の夜、自宅で亡くなられました。とても残念です。R.I.P.

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