点数 90点
ハードロック ヘアメタル
アメリカ
『強烈なハイトーンとメロディアスなツインギターの共演』
アメリカ出身のストライパーによる4枚目のアルバム
日本武道館公演も行ったクリスチャンメタルバンド。ボーカル、コーラス、ツインギターがとにかく素晴らしい。
ハードでキャッチーな曲と綺麗なバラードが輝く今作。STRYPERは前作3rd「TO HELL WITH THE DEVIL」が名作だが私はこの4枚目が一番好きだ。
『曲レビュー』
1の「In God We Trust」で高揚感が早くも最高潮に。これぞハードロック、ヘヴィメタルというものを聞かせてくれる。神々しい。この1曲だけでも買う価値のある素晴らしい出来具合。マイケル・スウィートの超絶ハイトーンと極上のツインギターが堪能出来る。
ちなみにこの曲は日本で人気があるものの、録音状況もあってライブ再現するのがとても難しいらしい。当時聞けた人はラッキーだと思う。
2の「Always There for You」ではポップでキャッチなナンバーを聞かせてくれる。思わず一緒に歌いたくなるような明るいメロディ。ここでもツインリードギター、分厚いコーラスが存分に聞ける。
3の「Keep the Fire Burning」は冒頭からもう分厚いコーラス。ポップでキャッチーな佳作。
そして4では透明感のあるヴォーカルを聞かせる「I Believe in You」本当に素晴らしいバラード。やはり声が良いですね。
5の「The Writings on the Wall」は適度な疾走感とメタル感を持つこちらも佳作。
6を経て7ではパワーバラード「The World of You and I」が聞ける。ツインギターソロも良く本当に分厚いコーラスがまた心地良い。
9では神バラード「Lonely」が聞ける。STRYPERの中でも屈指のバラードの中の1曲。1曲目との対極にある感じがしてとても良い。しかし本当に女性に聞こえるマイケルのヴォーカルの素晴らしさは凄い。
そしてアルバムは10の「The Reign」へ。しっとり聞かせた後はラストを締めくくる疾走ナンバー。最後のシャウトできっちりと幕を閉じる。
【収録曲】
1.In God We Trust
2.Always There for You
3.Keep the Fire Burning
4.I Believe in You
5.The Writings on the Wall
6.It’s Up 2 U
7.The World of You and I
8.Come to the Everlife
9.Lonely
10.The Reign
感想など
私がまだメタル初心者だった頃に聞き、入り口として入りやすかったアルバム。とにかく1曲目で心を持っていかれましたね。この1枚はドライブする時の愛聴盤になりました。
全38分と短い時間で終わってしまうのでリピートもよくしたな。
ライブで聖書を配ったり歌詞の一部にクリスチャンな部分が垣間見えたりもしますが、日本では楽曲中心に聞かれていると思う。
クリスチャンメタルなのかLAメタルなのかジャンル分けの難しいバンドでもある(笑)
ゴスペルと激しいメタルのサウンドの融合が見られ、曲、ヴォーカル、コーラス、ツインギターの絡みどれをとっても一級品である。各アルバムに名曲があるので自分でベスト盤を作ってみるのも楽しいだろう。
まだ現役で新作を出し続けているSTRYPER、近年は作風が変わってしまったようだがこの作品のようなアルバムをまた作ってほしい。
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