STRATOVARIUS/EPISODE エピソード(1996)

アルバムレビュー

点数 87点

メロディックスピードメタル メロディックパワーメタル
フィンランド

エピソード
エピソード

『北欧メロスピの祖とも言えるバンドの力作』

フィンランド出身のストラトヴァリウスによる5枚目のアルバム

ギター(以前はギターヴォーカル)のティモ・トルキを中心に北欧らしいメロディを持ったメロスピバンド。

アルバム単位では他のアルバムの方がまとまりがあり良い作品もあるのだが、このアルバムの疾走曲(キラーチューン)がかなり良いので紹介したいと思い選んだ。

前作より選任シンガーのティモ・コティペルトが加入。さらに今作からはキーボードに鍵盤の天才イェンス・ヨハンソンと実力派ドラムのヨルグ・マイケルが参加している。その為演奏力が一気にアップした作品でもある。

『曲レビュー』

1「FATHER TIME」メロスピのお手本のような疾走スピードメタル。冒頭のギターリフ、そこから入ってくる2バスが実に気持ちいい。最初からテンションの上がる名曲。Aメロ、Bメロ、サビとどれも良い。サビは大合唱。ギターソロ後の「おーおおおー」でもまた大合唱。思わず拳を挙げヘドバンしたくなる曲。

2「WILL THE SUN RISE」印象的なギターリフから始まる曲。この曲もAメロ、Bメロ、サビとどれも良い。哀愁漂う佳曲。サビは思わず歌いたくなる。分かりやすいのがきっと良いのだろう。ギターとキーボードのソロバトルがカッコいい。

4の前奏とも言える曲から5の激疾走ナンバー「SPEED OF LIGHT」へ。文字通りとてもスピーディな名曲。ギターリフからカッコいい。歌の合間や最後に入ってくるギターがまた良い。キーボードソロからのギターソロもGOOD!もちろんサビは大合唱。

8「STRATOSPHERE」曲の構成が素晴らしいインストナンバー。クラシカルな速弾きから一転してテンポが変わる中間部も良い。動~静~動といった感じだろうか。ジャンジャン!

10「TOMORROW」北欧メロスピ全開な佳曲。やはり哀愁が漂う。イントロでガッツポーズ。サビもメロディが同じなので歌いやすい。ここでもギターとキーボードの軽いバトルソロが聴ける。それにしてもソロ前のシャウトは誰の声だろうか。かなり高い。コティペルトではないように私は感じる。

11「NIGHT TIME ECLIPSE」ドラマティックに展開する曲。しばらくミドルテンポでその流れで終わるかと思いきや途中で激しい場面あり。

12「FOREVER」北欧的で泣きの名バラード。短く終わるところに余韻を感じる。韓国のドラマ「初恋」の劇中歌で頻繁に流れ、このアルバムも売り上げが急増したらしい。(だがアルバムがヘヴィメタルだったので返品騒動になったらしい(笑))

【収録曲】

1.FATHER TIME
2.WILL THE SUN RISE
3.ETERNITY
4.EPISODE
5.SPEED OF LIGHT
6.UNCERTAINTY
7.SEASON OF CHANGE
8.STRATOSPHERE
9.BABYLON
10.TOMORROW
11.NIGHT TIME ECLIPSE
12.FOREVER

感想など

私はベスト盤からストラトヴァリウスを聴いたのだが、「THE HANDS OF TIME」という曲にノックアウトされ魅了されていった。その後色んなアルバムを後追いしていく事になる。

私的にはストラトヴァリウスはトルキ、コティペルト、イェンス、ヨルグがいた時代が好きである。ライブを観に行った事があるが、自分の好きなメンバーの編成時代で良かったと思う。
メンバーチェンジは激しい方だろう。

今作はスピードナンバーとそうでない曲の二分化が激しい作品なので好みがかなり分かれるところだが、私はお気に入りのアルバムの一つだ。完成度という意味ではこれより後の作品「VISIONS」「DESTINY」「INFINITE」の方が高いだろう。

ちなみに私はティモ・トルキのヴォーカルが結構好きである。あの、どことなく頼りない感じが哀愁を誘うのだ。

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