SKID ROW/SLAVE TO THE GRIND スレイブ・トゥ・ザ・グラインド(1991)

アルバムレビュー

点数 94点

ヘヴィメタル ハードロック
アメリカ

Slave to the Grind
Skid Row (Us Rock Group) - Slave To The Grind - Cd

『HR/HMバンドの中で史上初!初登場全米ナンバーワンを打ち立てた名盤』

アメリカ出身のスキッドロウによる2ndアルバム

発売当初、初登場で全米ナンバーワンに輝いている。これはHR/HMバンドでは史上初の出来事だ。

1stと比べるとかなりヘヴィな音像になっており、まさにヘヴィメタルといった作品に仕上がっている。

名プロデューサーのマイケル・ワグナーの迎えて作成されている。

看板であるボーカルのセバスチャンバックの歌唱が存分に堪能出来る。この時代では唯一無二の声の持ち主で見た目もイケメンなのでさらに人気が出ただろうと思われる。

『曲レビュー』

1「MONKEY BUSINESS」ギターとヴォーカルで静かにイン。既に何かを予感させる。からの超悶絶ハイトーンシャウトと同時に楽器陣が入ってくる。曲はミドルテンポでとてもヘヴィだ。セバスチャン・バック(以下バズ)のヴォーカルが圧倒的存在感で聴いてて痺れてしまう。ディストーションのかかったハイトーンヴォーカルが本当にカッコいい。Aメロから熱唱で一気に彼の虜になる。サビはコーラスと共に歌う感じだろう。ギターソロ前の叫びも最高だ。ドラムのカウベルも良い味を出している。ギターとベースは終始ヘヴィだ。

2「SLAVE TO THE GRIND」疾走ヘヴィメタルナンバー。イントロ部からしてヘヴィだ。リフに入るとこれがかなりカッコいい。メタル史上の名リフに入るだろう。ザクザクと刻まれるギターに思わずヘドバンしてしまう。Aメロでは声を張り上げずに歌うので印象的だ。Bメロからバズが全開のヴォーカルを聴かせてくれる。サビは覚えやすく一緒に歌ってしまうだろう。ギターソロは弾きまくりだ。ソロ前のシャウトも一緒に叫ぶと気分が良いだろう。名曲。

3「THE THREAT」こちらもイントロ、リフがカッコいいややミドルテンポの曲。ベースがバキバキ鳴ってて耳を引く。サビはコーラスと共に歌う感じだ。バズの叫びはここでも最高。

4「QUICKSAND JESUS」アルペジオなギターから入るバラード。バズの抑え気味の歌唱もGOOD。ドラマティックに展開していき徐々にヴォーカルも強めに。この静と動の使い分けがかなり良い。バリバリのハイトーンを聴かせ物語は後半に。その絶唱具合に涙が自然とこぼれてしまう。

5「PSYCHO LOVE」ドラムとベースリフでイン。シンプルながらもカッコいい。その上にギターが乗っかっている感じだ。サビは一緒に歌ってしまう。中間部のギターのアルペジオも耳を引く。ギターソロは短いながらも弾き倒している。全体的にベースが目立つ曲。最後のバズのシャウト気味のヴォーカルもキマってる。

6「GET THE FUCK OUT」印象的なギター&ベースリフ。そしてドラムもカウベルを混ぜていてヘヴィかつキャッチーに曲は進んでいく。ここではAメロでバズが全開だ。サビではバズが曲名を囁くように歌うので、その後に続くコーラスと共に叫んでしまうだろう。気持ちいい。

7「LIVIN’ ON A CHAIN GANG」冒頭のワイルドなシャウト気味のヴォーカルで既に虜に。まさにアメリカンハードロックだ。コーラス隊に合わせてBメロ、サビと歌う感じだ。ツインギターのソロがバトルしているような感じでカッコいい。

8「CREEPSHOW」音像はヘヴィだが中身はロックンロールナンバー。ヘヴィなリフに絡んでくるドラムのカウベルの音が心地よい。ギターソロも良い感じで弾きまくっている。

9「IN A DARKENED ROOM」イントロのギターの音使いから既に悶絶ものの名バラード。Aメロでは低いトーンで歌い上げ、徐々に上がっていくヴォーカルも聴きどころだ。そしてシャウト部で悶絶し涙が溢れでてしまう。渋い。

10「RIOT ACT」まさにヘヴィロックンロールといった曲。エネルギッシュに疾走していく。メインリフが覚えやすく、サビは一緒に歌ってしまうだろう。短い曲だがギターソロも良い感じだ。

11「MUDKICKER」ヘヴィなリフが耳を引くナンバー。他の曲と比べるとやや地味か。

12「WASTED TIME」今作の締めはバラード。イントロのアコースティックギターと力を抜いて歌うヴォーカルで既に名曲の予感。バンドサウンドになってからは徐々に力強い歌唱に。とても良いメロディだ。シャウト気味に歌うところは鳥肌が立ってしまう。彼らのバラードは本当に良い。最後の部分なんてもう…言葉はいらない。涙が出てしまう。

【収録曲】

1.MONKEY BUSINESS
2.SLAVE TO THE GRIND
3.THE THREAT
4.QUICKSAND JESUS
5.PSYCHO LOVE
6.GET THE FUCK OUT
7.LIVIN’ ON A CHAIN GANG
8.CREEPSHOW
9.IN A DARKENED ROOM
10.RIOT ACT
11.MUDKICKER
12.WASTED TIME

感想など

全体的な感想としては1stの方が曲が良いと思っているが、1曲の破壊力という点では2ndが強いかなと感じている。プロデューサーの影響もあるとは思うがよくここまでヘヴィに仕上げたものである。最初のアルバムがパンキッシュなハードロックンロールだっただけに余計にそう感じる。

それにしてもスキッドロウはイケメン揃いですね。ヴィジュアル的にもイケてると思う。

1日10分! 40歳からの速弾き奏法革命
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