OZZY OSBOURNE/BLIZZARD OF OZZ ブリザード・オブ・オズ〜血塗られた英雄伝説(1980)

アルバムレビュー

点数 94点

ヘヴィメタル ハードロック
イングランド

ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説
ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説

『悲劇のヒーローを迎えて放たれた奇跡の作品』

イングランド出身のオジーオズボーンによる1stアルバム

オジーの歴史的な背景については全く無知の為、アルバムを聴いた上でのレビューをしてみようと思う。

オジーの歌声は好みが分かれるところだろう。だが一度聴けばオジーだと分かる唯一無二の声の持ち主である。それが大きな才能の一つだろう。

今作のメンバーは
オジー・オズボーン(ボーカル)
ランディ・ローズ(ギター)
ボブ・デイズリー(ベース)
リー・カースレイク(ドラム)
ドン・エイリー(キーボード)
聴けば分かるが才能のあるミュージシャンをオジーはよく集めたなと思う。ソロ作品でこれだけのものを作れる人もそうそういるものではない。

ランディ・ローズはこの次の作品に参加した後、そのツアー途中で飛行機事故に遭い帰らぬ人に。25歳という若さだ。

今作と次作はランディが参加している貴重な作品でもある為どちらも聴いておくのが良いだろう。

『曲レビュー』

1「I DON’T KNOW」イントロからのギターリフがカッコいい。口ずさめる程のメロディを持っている。このリフだけで聴かせられるランディの才能が凄い。Bメロでのギタープレイも良い感じだ。もちろんベースもドラムも良い。サビは一緒に歌ってしまう。展開を挟みギターソロへ。これが悶絶もののソロである。多くのギタリストのハートを鷲掴みにしたに違いない。名曲。

2「CRAZY TRAIN」1で悶絶させておいてからの超絶名曲である。イントロでのオジーの叫びにボブのベースが耳を引く。からの「あいあいあーい」で興味津々にさせておいて悶絶もののギターリフがやってくる。そこから明るいタッチのリフへと変わっていく。歌はサビだけでなく全部歌ってしまうだろう。展開していく所のドラムも良い感じだ。ギターソロでさらに悶絶。これは音楽史上に残る曲だろう。キャッチーで素晴らしい。こちらも多くのギタリストを虜にしたに違いない。

3「GOODBYE TO ROMANCE」泣けるバラード。私的にこれはオジー以外のヴォーカル、色んな人のヴァージョンで聴いてみたいと思った。メロディが良いからだ。ギターソロも最高のメロディを聴かせてくれる。

4「DEE」ランディによる短いソロのインスト。とても美しく優しい感じがする。

5「SUICIDE SOLUTION」とてもヘヴィな曲。邦題のタイトルは怖く感じる。4と続けて聴くと陰陽を感じられる。ずっしりとしたベースが聴ける。

6「MR. CROWLEY」イントロのキーボードが凄く耳を引く。ドンによる名演だ。そしてヴォーカルの入り方が抜群に良い。この雰囲気はオジーならではだろう。独特の哀愁を持った歌メロである。そしてギターソロが超絶にカッコいい。展開部分も含めギターの素晴らしさが味わえる。これも多くのギタリストがコピーしたと思われる。

7「NO BONE MOVIES」打って変わってポップ調な曲に。サビは一緒に歌ってしまう程に分かりやすい。

8「REVELATION」哀しいながらも美しいメロディが冒頭より聴ける。前半は美しいアコースティックギターとキーボードにオジーの哀愁を帯びたヴォーカルが乗る感じだ。中間部のドンのピアノもとても泣きメロで良い。後半部になると一転して曲が激しくなる。今度はランディが弾きまくり次の曲へと繋がっていく。

9「STEAL AWAY」ベースプレイがとても耳を引くオジー流軽快な疾走ナンバー。これも前の曲と合わせて聴くとより味が出るだろう。歌メロはとてもキャッチーで覚えやすく、ギターソロも名演。サビは一緒に叫ぶ感じだろう。

【収録曲】

1.I DON’T KNOW
2.CRAZY TRAIN
3.GOODBYE TO ROMANCE
4.DEE
5.SUICIDE SOLUTION
6.MR. CROWLEY
7.NO BONE MOVIES
8.REVELATION(MOTHER EARTH)
9.STEAL AWAY (THE NIGHT)

私はオジー自体を食わず嫌いでいたので最近聴き始めたくらいに疎い。ベスト盤プラスアルファで満足してしまっていたのだ。ギターは凄いけどヴォーカルが今一歩な感じがしてしまい、その才能を見逃してしまっていたのかもしれない。

ブラックサバスも全く知らないレベルなのでソロ含め歴史的な背景については触れる事が出来ない。今後知っていきたいと思う。

Live & Loud
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