点数 90点
メロディック・パワー・メタル メロディック・スピード・メタル
スウェーデン
『クサメロ爆裂!一家に一枚ほしいメロディック・パワー・メタル』
スウェーデン出身のノクターナルライツによる3rdアルバム
北欧の匂いをさせつつ、どこかKEEPER時代のHELLOWEENを思い起こされるような懐かしいメロディが随所に光る作品。
一緒に歌いたくなるメロディが多く、メロディック・パワー・メタルの名盤とまで言ってもいいだろう。甘い感じのヴォーカルも曲に合っている。
『曲レビュー』
1の「DESTINY CALLS」イントロから破壊力のあるクサさ爆裂。これは名曲と言って良いだろう。1度聴いたら虜になってしまう事間違いなしだ。明るくてキャッチーかつスピードも持ち合わせている。ギターリフがとても良い。サビは拳を挙げながら一緒に歌いたくなる。いや、ギターリフも歌いたくなる曲(笑)
ミドルテンポのナンバーの2「THE IRON FORCE」これは北欧系というべきか。ギターソロが弾きまくっている。
3で再びスピーディな「RIDE ON」これもギターリフからメロディックな佳曲。哀愁を帯びながら疾走していく感じが好きだ。ギターソロはクラシカルで聴きやすい。
4も中々の疾走チューン「FREE AT LAST」ネオクラシカル系の成分も入ったような感じで聴いていて気持ちいい。キーボードがキラキラしており、ギターソロも弾きまくっている。これも一緒に歌いたくなる曲。
まだまだ走りますよ!5の「HOLD ON TO THE FLAME」もメロスピ然としていて気持ちいい。これもギターリフにサビにと一緒に歌いたくなる曲。とてもキャッチーで明るい。
6の「ETERNITY HOLDS」はミドルテンポの正統派なナンバー。ヴォーカルの叫ぶような歌いまわしも良いし、ギターソロが臭くて好きだ。
7の「WHEN FIRE COMES TO ICE」ではまたスピードメタルに。「おーおーおーおーおー」と思わず歌ってしまう。やはりこのアルバムの疾走感とメロディは最高である。ギターソロもハイライトの一つである。
美しいピアノの音色とアンデシュ・ザックリソンの甘いヴォーカルが相まって始まる8の「THE LEGEND LIVES ON」は名バラードと言っていいだろう。ギターソロも泣きで攻めていく感じがしていい。全体的に北欧系の感じがする。
9は一転してキャッチーな「THE KING’S COMMAND」に。適度に重いリフがカッコいい。そしてここでもギターソロは弾きまくりである。
スピーディなギターリフから始まる10の「UNHOLY POWERS」ヴォーカルの歌いまわしが頭に残り良い感じ。
11の「GLORIOUS」良い感じのスピードメタルで幕を閉じる佳曲。疾走感とメロディアス感が絶妙に絡み合っている。明るい感じの曲で終わるところに好印象を持った。そして思わずまた1曲目を聴いてしまうのであった…。
【収録曲】
1.DESTINY CALLS
2.THE IRON FORCE
3.RIDE ON
4.FREE AT LAST
5.HOLD ON TO THE FLAME
6.ETERNITY HOLDS
7.WHEN FIRE COMES TO ICE
8.THE LEGEND LIVES ON
9.THE KING’S COMMAND
10.UNHOLY POWERS (NIGHT OF THE WITCH)
11.GLORIOUS
感想など
他のアルバムと比べてメロスピ具合も安定しており、聴くならこの作品からおススメしたい。
レビューを書くにあたって聞き直してみたら意外とギターソロが弾きまくりだった。それまでは甘いヴォーカルと良い楽曲にばかり耳が行ってたのだ。
この後4枚目のアルバムからヴォーカルがチェンジする為、作風も変わっていく事になる。
私はこの3rdが気に入っている為、こればかり聴いているがNOCTURNAL RITESはこれ以降のアルバムの評価も高いのでまた色々と聴いてみようと思う。
コメント