点数 90点
ハードロック
アメリカ
『全米ナンバーワンシングルも獲得したスーパーバンドの代表作』
アメリカ出身のミスタービッグによる2ndアルバム
ヴォーカルにエリック・マーティン、ギターにポール・ギルバート、ベースにビリー・シーン、ドラムにパット・トーピーという各パートの猛者が集まったスーパーバンドでもある。コーラスワークが上手いのも特徴。
キラーチューンをいくつも持っているこのアルバム、シングルは全米ナンバーワンも獲っている。ハードロック、バラード、ブルース等の楽曲が入っていて多彩で多才。
MR. BIGは聴きやすいタイプのハードロックなので万人におススメしたい。日本で人気のあるバンド。
『曲レビュー』
1「DADDY, BROTHER, LOVER, LITTLE BOY」イントロ～シャウト、ギターリフと来てもうそこでガッツポーズ。カッコよすぎる疾走感。HR/HMの中でも神曲の一つ。ヴォーカルにBメロのコーラスも良い。曲名の部分で叫んでしまう。からのギターソロがかっこいい。からのギターとベースで何と電気ドリルの先端にピックを付けて回転させながらのユニゾンピッキング。これにはビックリした。聴く度に元気になる悶絶曲。
2「ALIVE AND KICKIN’」キャッチーでライブ映えする曲。渋めでブルージーなロックといったところか。エリックの声が良い。サビは大合唱。ギターソロもカッコいい。その後ろで鳴ってるベースもだが。
3「GREEN-TINTED SIXTIES MIND」綺麗で印象的なギターのタッピングで始まる名曲。全編メロディアスで素晴らしい。サビは大合唱。ポールは良い曲を書きますね。聴いていると心が洗われる曲。
4「CDFF-LUCKY THIS TIME」エリックのかすれるような歌声が際立つ曲。ギターリフは重めなのにサビは美しくメロディアス。対比が良い。
6「NEVER SAY NEVER」色んな要素の入ったミドルテンポの曲。リフは疾走系なのに歌はブルージー、そしてサビはキャッチーである。
7「JUST TAKE MY HEART」名バラード。切ないながらもドラマティックに盛り上がっていく。やはりヴォーカルが良い。
8「MY KINDA WOMAN」リフが印象的なミドルテンポの曲。ヴォーカルとの対比が素敵。
10「ROAD TO RUIN」メンバー全員のコーラスが光るシャッフルナンバー。ギターソロがさりげなく凄い事やっている。
11「TO BE WITH YOU」全米ナンバーワンを獲ったシングル。この曲は普通に万人におススメしたいバラード。優しい気持ちになれる。サビはみんなで大合唱したくなる。
12「LOVE MAKES YOU STRONG」ノリの良い疾走曲。メロディアスかつキャッチーで聴きやすい。ビリーの凄まじいベースソロ？が聴ける。
【収録曲】
1.DADDY, BROTHER, LOVER, LITTLE BOY (THE ELECTRIC DRILL SONG)
2.ALIVE AND KICKIN’
3.GREEN-TINTED SIXTIES MIND
4.CDFF-LUCKY THIS TIME
5.VOODOO KISS
6.NEVER SAY NEVER
7.JUST TAKE MY HEART
8.MY KINDA WOMAN
9.A LITTLE TOO LOOSE
10.ROAD TO RUIN
11.TO BE WITH YOU
12.LOVE MAKES YOU STRONG
感想など
ミスタービッグの最初のレビューは3rdにするかこれにするかかなり悩んだ。私は全体的に3rdの方が好みだからだ。だがこのアルバムはキラーチューンが数曲収録されているのでこちらからにしてみた。
ライブも行った事がありポールギルバートのギターに感銘を受けたものだった。もちろん他のパートみんな上手いけど。特にポールとビリーはもう変人と思うくらい凄い。
バンドは活動を終了となり、2023年に日本でさよならライブも行っている。
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