MICHAEL MONROE/NOT FAKIN’ IT ノット・フェイキン・イット(1989)

アルバムレビュー

点数 88点

ロックンロール ハードロック
フィンランド

Not Fakin' It
Digitally remastered edition of this 1989 solo album from the Hanoi Rocks vocalist. His first and best solo release, No ...

『ロック一筋に生きる男の生き様を感じさせる勢いある作品』

フィンランド出身のマイケル・モンローによる2ndアルバム

ハノイ・ロックスのヴォーカルで知られるマイケル・モンローのソロ作品。ロックンロールが基本だが、時代も影響してかそこそこハードに仕上がっている。

ハードロックのみならずパンキッシュなロックが好きな方にもおススメする。

ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズはマイケルのファンであり共演等もしている。ガンズの2ndアルバムにマイケルが参加。

サックス、ハーモニカも演奏出来る才人。

キャッチーなメロディに勢いも兼ね備えた好盤。

『曲レビュー』

1「DEAD, JAIL OR ROCK ‘N’ ROLL」のっけからハイスパートなロックンロールナンバー。カッコいいギターリフからのハーモニカに痺れる。死か監獄かロックンロールだなんてもう彼の生き様そのものを歌っているんじゃないかと思うくらい素敵。程良い疾走感にメッセージ色の強い歌詞。体が自然とリズムを取ってしまう。サビはもちろん一緒に大絶叫だ。ハーモニカとギターの掛け合いのソロもカッコいい。MVにはガンズのアクセル・ローズも出演している。

2「WHILE YOU WERE LOOKING AT ME」簡単な感じのギターリフにマイケルの熱いヴォーカルが乗る。ずっと真っすぐに進んで行く感じだ。

3「SHE’S NO ANGEL」キャッチーでノリの良いロックンロールナンバー。マイケルが歌うと力強く聴こえる。コーラスに合わせて歌ってしまうだろう。

4「ALL NIGHT WITH THE LIGHTS ON」渋い感じの曲。徐々に盛り上がっていく感じだ。ギターソロも渋めに出来上がっている。

5「NOT FAKIN’ IT」ナザレスのカヴァー曲にして表題曲。ノリの良い強めなロックンロールナンバー。ここでもハーモニカプレイが冴えている。サビは一緒に歌ってしまうだろう。体が動いてしまう曲。

6「SHAKEDOWN」勢いのある疾走ロック曲。Aメロが早口すぎて思わず耳を引く。面白い試みだ。サビはコーラスと一緒に叫ぶ感じだ。ハーモニカもピアノもノリノリだ。勢いで押せる曲。

7「MAN WITH NO EYES」ポップでハードロックな佳曲。ドライブによく合うと思う。ギターソロ含めて80年代のハードロックといった感じだろう。映画の主題歌に有りそうな曲調だ。

8「LOVE IS THICKER THAN BLOOD」こちらも普遍的なハードロック。サビは大合唱な感じだ。と…いうよりも歌いっぱなしになるのかもしれない。サビの回数が多いからだ。ハーモニカソロが良い味を出している。

9「SMOKE SCREEN」哀愁のあるバラード。イントロのギターが印象的で良い。力を抜いた歌い方をしているマイケルも中々味わい深い。低いトーンで歌っているがギターソロの後から高くなっていく。

10「THRILL ME」雰囲気のあるリフでスタート。これもハードロックだろう。サビは一緒に叫んでしまう。ギターソロも味があって良い。フェードアウトしていきロックンロールパーティはこれにて終了する。

【収録曲】

1.DEAD, JAIL OR ROCK ‘N’ ROLL
2.WHILE YOU WERE LOOKING AT ME
3.SHE’S NO ANGEL
4.ALL NIGHT WITH THE LIGHTS ON
5.NOT FAKIN’ IT
6.SHAKEDOWN
7.MAN WITH NO EYES
8.LOVE IS THICKER THAN BLOOD
9.SMOKE SCREEN
10.THRILL ME

感想など

清々しいまでのロックを聴かせてくれる人だなと思った。ロックに対して真っすぐな姿勢が伝わってくる。

まだ聴いていない作品も多数ある為、これを機にもっとソロアルバムも聴いてみようと思う。ハノイ・ロックスもチェックせねば。

私的にはもっとギターソロの主張が欲しいなと思ったがロックンロールと考えた場合これでバランスが取れているのかなとも思った。

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