HELLOWEEN(ハロウィン)レビュー/KEEPER OF THE SEVEN KEYS PartⅡ 守護神伝 第二章 (1988)

アルバムレビュー

点数 100点

メロディックパワーメタル
ドイツ

Keeper of the Seven Keys (Part II)
Keeper of the Seven Keys (Part II)

『メロディックパワーメタル/ジャーマンメタルの金字塔』

ドイツ出身のハロウィンによる3rdアルバム

メタラーの中で名盤として光り輝く今作。私にとってもヘヴィメタルにどハマりするきっかけになった大切なアルバムである。

前作のPart1とこのPart2はいわゆる「メロディック・パワー・メタル」「メロディック・スピード・メタル」(メロスピ)の元祖と言っても過言ではないだろう。これらの作品の後に多くのフォロワーとも言える数多くのバンドが生まれた。

『曲レビュー』

1のイントロから高揚感があり超名曲の2「Eagle Fly Free」の流れに鳥肌と感動と涙。マイケルキスクの伸びのあるハイトーンにメロディアスながらも疾走するこの曲は歌声も曲も後発バンドに多大なる影響を与えただろう。

4「Rise And Fall」アップテンポでノリの良いドラムから始まり明るいメロディーが流れ込んでいくコミカルな感じの佳作。

さらにシングルとしてヒットした5「Dr.Stien」で楽曲の幅広さがうかがえる。

6ヘヴィな「We Got The Right」からの神曲7「March Of Time」でドラマティックな疾走感を味わえる。ここでもまた涙。この2曲の流れと対比は本当に素晴らしい。アナログ盤でいうところのA面の終わりとB面の始まりである。

さらに追い打ちをかけるように8「I Want Out」では明快なハードロックナンバーが聞ける。思わず歌いたくなる曲。

本編ラストにはタイトル曲である長編9「Keeper Of The Seven Keys」壮大な世界観で幕を閉じる。

10「Save Us」はボーナストラック扱いながらも疾走曲でカッコいい。

【収録曲】

1.Invitation
2.Eagle Fly Free
3.You Always Walk Alone
4.Rise And Fall
5.Dr. Stein
6.We Got The Right
7.March Of Time
8.I Want Out
9.Keeper Of The Seven Keys
10.Save Us

感想など

HELLOWEENのアルバムは1stを友達に借りてから聞き始めたのだが、最初はメタルのメの字も知らず、一緒に借りたBON JOVIにハマる事になった思い出がある。最初は雑音にしか聞こえなかったのだ(笑)

しかし聞いていくうちに耳も慣れて次第に好きなバンドになっていった。さらに友達が「守護神伝」を貸してくれて、ボーカルがマイケル・キスクに変わり劇的な変化を遂げる。私はこのキスクの突き抜けるようなハイトーンにどハマりしてしまったのである。一気に最も好きなバンドの一つになってしまった。世界中に同じ気持ちになった人が多いと思う。

活動期間も長く、メンバーチェンジも度々行っているバンドだがこの頃のメンバーが最強の布陣だと私は思っている。
ギターのカイ・ハンセン、マイケル・ヴァイカートの作曲能力の高さとプレイの豊かさ。ヘヴィメタルの枠では収まらない程の強力なボーカル、マイケル・キスク。マーカス・グロスコフのベースも追っているととても楽しいし、ドラムのインゴ・シュヴィヒテンバーグがまたカッコいい。
私はインゴのドラムが個人的に大好きで独特の疾走感から「しゅたたたドラム」と名付けている。人間が起伏のある道を走っていくような感じがしてとても心地良いのだ。

このアルバムは似たり寄ったりな曲がない事も特徴である。

まだメタル初心者だったり、興味がある人にはぜひおススメしたい。もちろん知ってる方々にも何度も聞いてほしい。多くの良作を今も作り続けて活動してくれているHELLOWEENには本当に感謝している。

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