DOKKEN/TOOTH AND NAIL トゥース・アンド・ネイル(1984)

アルバムレビュー

点数 94点

ハードロック ヘアメタル LAメタル ヘアメタル
アメリカ

トゥース・アンド・ネイル (ワーナー・ハード・ロック1500)
80~90年代のワーナー&アトランティックを彩ったハード・ロックの名盤が初回生産限定プライスで蘇る!ドン・ドッケンの艶のあるヴォーカルとジョージ・リンチのかみそりのような切れ味を持つ鋭いギターが見事に絡み合うハードにして美しいメロディーを持...

『プラチナディスクに認定!LAメタルの代表格によるキレのあるサウンド』

アメリカ出身のドッケンによる2ndアルバム

私は完全に後追いで聴いているのだが素晴らしい音楽なので自分なりにレビューしていきたいと思う。

ヴォーカルにドン・ドッケン、ギターにジョージ・リンチ、ベースにジェフ・ピルソン、ドラムにミック・ブラウンというドッケン史上最強のラインナップで作成されたアルバム。

全曲聴いても40分弱ととても聴きやすいのでリピートしやすい。ドッケンの中ではメタル度が高いアルバムだと思う。

1から2の曲の流れはヘヴィメタル史上に残る名曲。

『曲レビュー』

1「WITHOUT WARNING」ジョージのギタープレイが冴えわたる悶絶インストナンバー。ヘヴィメタル史上に残る名演でしょう。凄い。

2「TOOTH AND NAIL」1とセットで聴きたい神曲。これをLAメタルのバンドがやってるという事が凄い。私のような初心者は1~2の流れで既にノックアウトである。疾走感、勢い、メロディーと全てが揃っている。イントロからギターリフで既に最高な上にドンのヴォーカルも冴えている。サビのコーラス部で叫んでしまうのであった。そしてA5ランクの素晴らしいギターソロがまた心を激しく揺さぶられる。時代を考えたら凄いテクニックだと改めて思う。最後のドンのシャウトも最高。

3「JUST GOT LUCKY」キャッチーでアメリカンな曲。イントロのフレーズからして良い。ギターリフ以外で鳴っている装飾アレンジがまたいい感じ。サビは大合唱もの。

4「HEARTLESS HEART」LAメタルを感じさせてくれる曲。ギターソロが無い珍しい曲でもある。その分コーラスで聴かせてくれる。

5「DON’T CLOSE YOUR EYES」激しいギターリフから独特の疾走感へ。このノリもカッコいい。Aメロとサビの対比が映える。最後はやっぱりシャウトで締めですね!

6「WHEN HEAVEN COMES DOWN」ヘヴィなリフが印象的な曲。ギターソロが悶絶レベルでカッコいい。

7「INTO THE FIRE」単純なようで色んな展開を持つ曲。サビはもちろん大合唱。コーラスも良いですね。ここでもジョージのギターソロが炸裂してます。私的にドッケンらしいと思う曲。

8「BULLETS TO SPARE」これもLAメタルを感じさせてくれる曲。サビは叫ぶだけという展開に。そこも明快で良い。ギターソロに入る前のアルペジオが気持ちいい。

9「ALONE AGAIN」泣けるバラード。曲名からして切なくて最高。ドンの良さがかなり際立っているように思う。これはサビだけじゃなくて全部歌いたくなる。哀愁漂うヴォーカルがGOOD。後発のバンドに影響を与えていそうに思える。

10「TURN ON THE ACTION」高速でシャッフルするリフがたまらない。ノリとハードさが上手く混ざっている。最後の急ブレーキ音が気になってしまった。

【収録曲】

1.WITHOUT WARNING
2.TOOTH AND NAIL
3.JUST GOT LUCKY
4.HEARTLESS HEART
5.DON’T CLOSE YOUR EYES
6.WHEN HEAVEN COMES DOWN
7.INTO THE FIRE
8.BULLETS TO SPARE
9.ALONE AGAIN
10.TURN ON THE ACTION

感想など

個人的に「BACK FOR THE ATTACK」「ERASE THE SLATE」も好きなので最初にどれを選ぶか悩んだが、2の必殺度の高さでこのアルバムをレビューしてみた。あとは色んな曲調が入っているのも良かった。

ヴォーカルのドンとギターのジョージの対比というかメロディアスな中に切れ味抜群のギターが入ってくるところがカッコいい。

最新作の「HEAVEN COMES DOWN」も聴いているが歌が往年の声が出ていないので年齢もあるのかなと思い少し悲しい気持ちに。

80年代ヘヴィ・メタル/ハード・ロック ディスクガイド (BURRN!叢書)
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