BON JOVI/SLIPPERY WHEN WET ワイルド・イン・ザ・ストリーツ(1986)

アルバムレビュー

点数 97点

ハードロック ヘアメタル
アメリカ

SLIPPERY WHEN WET
Digitally re-mastered from the original master tapes using 20-bit technology for superior sound, this upgraded edition o...

『8週間に渡り全米ナンバーワン!マストバイの歴史的超絶名盤』

アメリカ出身のボン・ジョヴィによる3rdアルバム

アメリカのみでも1200万枚以上を売り上げ、世界では2800万枚以上を売り上げているモンスターアルバム。日本ではオリコンチャート10位。

ハードさ、ポップさ、楽曲に演奏、音質と全てが揃っているので万人におススメしたい。特にハードロックを聴くならマストだろう。多くの人をハードロックファンへと導いた作品でもある。

曲順の2と3がシングルで全米ナンバーワンに輝いている。

当時のメンバーは
ジョン・ボン・ジョヴィ(ボーカル)
リッチー・サンボラ(ギター)
アレック・ジョン・サッチ(ベース)
ティコ・トーレス(ドラム)
デヴィッド・ブライアン(キーボード)
と盤石の布陣だ。

やはり花形であるジョンとリッチーの人気が抜群に高いが、私はティコとアレックのリズム隊が大好きで演奏もとても上手いと思っている。

名プロデューサーのブルース・フェアバーン、楽曲制作にデズモンド・チャイルドを迎え入れている。

『曲レビュー』

1「LET IT ROCK」ハモンドオルガンを駆使した壮大なイントロから始まる。ギターリフもずっしりとした骨太なロックナンバーだ。冒頭の「ウォーウォーウォー」から一緒に歌ってしまう。サビはコーラス側で大合唱だ。ギターソロが弾きまくっていて気持ちいい。

2「YOU GIVE LOVE A BAD NAME」サビから始まる至高の曲。適度にハードでキャッチーだ。リフがとにかくカッコいい。口ずさめる程に覚えやすい。Bメロの「ウォー」を一緒に歌い、サビはもちろん大合唱だ。コーラス側に回るのもまた楽しい。最後の方のコーラスに歌も全部歌いたくなる魅力を持っている。

3「LIVIN’ ON A PRAYER」ボン・ジョヴィの代表曲にして一般層にまで受け入れられた超絶神曲。キーボードとベースからイン。その後に来るトーキング・モジュレーションを使ったギターリフは「うおうお うおおおっ」と歌える程にインパクトを持っている。初めて聴いた時は何の音なのか不思議でしょうがなかった。歌はAメロから順に物語のように進んでいく。Bメロからもう一緒に歌ってしまう。いや、全部か(笑)サビはこれ以上ないくらいに大合唱もの。アレックのベースが非常に良いです。

4「SOCIAL DISEASE」ギター&ベースのリフが非常に印象的なハードなナンバー。時折入る「テッテー、テッテー」の音が耳を引く。ジョンが熱く歌うのも良い。

5「WANTED DEAD OR ALIVE」渋くて素敵なカウボーイソング。12弦ギターによる名演。静かなアコースティック部から激しいバンドサウンドまで聴きどころ満載だ。サビもカッコいいがリッチーのヴォーカルが上手くてジョンを食ってしまっているように聴こえる(笑)二人のハモリはパーフェクトだ。

6「RAISE YOUR HANDS」ギターリフがハードロック然としていてカッコいい熱い曲。サビは拳を挙げて叫んでしまう。ライブ向きだ。ギターソロも熱量があってかなり良い。

7「WITHOUT LOVE」爽やかでいて切なさも持ち合わせているキャッチーな曲。キーボードが良い味付けをしてくれている。ポップとも言えるだろう。サビは一緒に歌ってしまう。リッチーのコーラスがまた良い。

8「I’D DIE FOR YOU」キーボードが印象的な哀愁があってドラマティックな曲。切ないながらも激しい。ギターソロも熱演。歌詞はクサいがそれを見事に歌いきるジョンがカッコいい。

9「NEVER SAY GOODBYE」リフが美しいパワーバラード。歌詞もメロディーも良くうるっと来てしまう。「トゥゲザー、フォエバー」部のジョンとリッチーのハモりが素敵すぎる。ギターソロ明けの熱い歌い上げがカッコいい。

10「WILD IN THE STREETS」元気印のハードロックナンバー。一聴しただけでリフとサビが耳に残る。サビは大合唱間違いなしだ。ドラムの金物の音(何て言うのか分かりません)が印象的。ロックンロールしてるギターソロも微笑ましい。

【収録曲】

1.LET IT ROCK
2.YOU GIVE LOVE A BAD NAME
3.LIVIN’ ON A PRAYER
4.SOCIAL DISEASE
5.WANTED DEAD OR ALIVE
6.RAISE YOUR HANDS
7.WITHOUT LOVE
8.I’D DIE FOR YOU
9.NEVER SAY GOODBYE
10.WILD IN THE STREETS

感想など

どの曲を聴いても素晴らしく、本当によく出来たアルバムだと思う。未聴の人はぜひ手に入れて聴いてほしい。中山きんに君のあの曲だけしか知らないという人はもったいないです。

私は次作の「NEW JERSEY」からボン・ジョヴィを知り聴き始めたのだが、今作を聴いてさらに好きになってしまった。CDを貸してくれた友達に本当に感謝している。

今年発売したシングル「Legendary」が山下智久主演のドラマ「ブルーモーメント」主題歌になり、今一度色んな人が聴くきっかけになってくれればいいなと思っている。

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