点数 97点(日本盤ボーナストラック込みの場合)
ハードロック
アメリカ
『日本でもオリコンチャート２位に上り詰めた必聴盤』
アメリカ出身のボン・ジョヴィによる4枚目のアルバム
超名盤の前作3rdアルバム「SLIPPERY WHEN WET」を経て制作された本作。アルバム・タイトルは故郷であるニュージャージー州から。
成熟しきったハードロックの数々の楽曲が私の心を熱く貫く。本当に何度も聞いた神盤。BON JOVIの世界的成功を確実なものにした作品であろう。
『曲レビュー』
1「Lay Your Hands On Me」で幕を開けるこのアルバム。1曲目からカッコいい！イントロのドラムと掛け声から熱い気持ちになり、思わず声を出して拳をあげたくなる曲。これぞハードロック！
続く2「Bad Medicine」1の終わり方から2に入るところがとてもカッコよくイントロからサビで始まるので思わずノリながら歌ってしまう曲。ハードかつキャッチー。全米１位。
3の「Born To Be My Baby」でさらにメロディーの密度が加速していく。これまた自然に歌いたくなる曲。リフも良い。
4でやっと落ち着いた曲が出てくる。3までの畳み掛けが凄まじかったのだ。「Living In Sin」はハードな名バラードといったところか。
5「Blood On Blood」で再びハードな曲へ。駆け抜けるようなグルーブ感が良い。
7「Wild Is The Wind」静かに立ち上がるイントロから徐々にハードになっていきサビではやはり一緒に歌いたくなってしまう魅力を持つ。
9「Stick To Your Guns」では成熟したハードなバラードが聞ける。私はこの曲にカウボーイソングを感じる。
そしてまたハードなバラードが続き10「I’ll Be There For You」で最高の５文字が聞ける。ジョンとリッチーのハモりも最高で名曲だろう。これも歌いたくなる曲。
11「99 In The Shade」では本編ラストというべきキャッチーなハードロックが堪能出来る。
【収録曲】
1.Lay Your Hands On Me
2.Bad Medicine
3.Born To Be My Baby
4.Living In Sin
5.Blood On Blood
6.Homebound Train
7.Wild Is The Wind
8.Ride Cowboy Ride
9.Stick To Your Guns
10.I’ll Be There For You
11.99 In The Shade
12.Love For Sale
感想など
私がハードロックやヘヴィメタルにハマるきっかけになった一つのバンド、それがBON JOVIである。近年の作品はもっと大きな意味でのロックになってしまったが、世界中での活躍は今も素晴らしいものがある。
点数を高めにつけたのは私が持っているＣＤの日本盤に3rdアルバムの神曲「You Give Love A Bad Name」のライブバージョンが13曲目にボーナストラックとして入っているからである。
この曲が入っていると入っていないとでは印象は大きく変わるだろう。ぜひライブバージョン入りの方を聞いてみてほしい。
BON JOVIの曲は中山きんに君のおかげもあって日本では「It’s My Life」が一番知られている曲なのでそこから聞いてみるのも良いかもしれない。
NEW JERSEYは名プロデューサーのブルース・フェアバーンが手掛けているのも名盤となった理由であると思う。共作としてデズモンド・チャイルドが関わったのも大きく、楽曲も音も素晴らしい。
ボーカルのジョン・ボン・ジョヴィとギターのリッチー・サンボラに注目が行きがちだがバックを固めるキーボードのデヴィッド・ブライアン、ドラムのティコ・トーレス、ベースのアレック・ジョン・サッチのプレイも素晴らしいのでこちらもチェックしてほしい。私はティコのドラムとアレックのベースからなるリズム隊はかなりの腕前というかグルーブを持っていると思う。絶妙にタイム感が良く心地良い。
長くなってしまったが洋楽だったりロック、ハードロックの入り口としてBON JOVIはかなりおススメ出来るので未聴の方はぜひ聞いてみてほしい。
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